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アイテム
朝鮮王陵における玄宮の造成方法
http://hdl.handle.net/10112/5909
http://hdl.handle.net/10112/5909a3cda6fc-3a5f-4635-9b67-e24b5ceb4148
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2012-01-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 朝鮮王陵における玄宮の造成方法 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Construction Methods for Burial Chambers in the Joseon Royal Tombs | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
著者 |
キム, サンヒョプ
× キム, サンヒョプ |
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概要 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 朝鮮王陵の石室玄宮は,初期から造成が行われた。またそれまでの古制が研究・整 理され,世宗代には『五礼儀』が編纂された。その後,世祖の遺命により,玄宮は石 室でなく灰隔で造成されるようになった。 石室玄宮には単陵と双陵,合葬陵があるが,築造に使用される石材には違いがある。 単陵と双陵は,壙中に旁(傍)石と北隅石,蓋石,加置蓋石,門立石,門閾石,門扉石, 門倚石などが置かれる。石室の上部には蓋石が置かれ,蓋石の下面は,北隅石と両旁石, 門立石などと組み合うよう,加工されている。 合葬陵では単陵の部材に加え,仕切として隔石が設けられる。隔石は中央に窓穴が 両側に空けられ,石室中央に南北方向に置かれる。隔石と北隅石や,北隅石と両旁石は, 抜けたり倒れたりしないよう,接合部が加工されている。このように,単陵と双陵は 蓋石を中心に玄宮が造成され,『五礼儀』編纂時の合葬陵は,隔石を中心に東・西室を 分ける玄宮が造成された。 玄宮の下部には床面が設けられるが,この床面は,単陵と双陵の場合は雑石と土で 突き固められ,合葬陵では炭粉と三物(漆喰,細砂,黄土を混ぜたもの),銅網などを 用いて堅固に造成された。こうした方法は『世宗実録五礼儀』や『国朝続五礼儀』に 記載されており,古制の研究により生み出された石室玄宮の発展型と言えよう。 いっぽう世祖の光陵以降,王陵には石室が用いられなくなり,「灰隔」の玄宮が登場 する。灰隔とは朱子が著した『家礼』に登場し,朝鮮時代初期における儒教理念の浸 透とあいまって広く普及していった。 灰隔の玄宮は,まず壙を掘り,壙の下で炭末に火をつけて焼き,三物で床面を突き 固める。次に傍灰を設けるが,その方法は二つに大別される。こうした工法は石室玄 宮とは異なるが,概念は同じものと考えられ,旧禧陵の発掘調査によっても確認され ている。 |
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書誌情報 |
周縁の文化交渉学シリーズ3 『陵墓からみた東アジア諸国の位相―朝鮮王陵とその周縁』 p. 63-86, 発行日 2011-12-31 |
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ISBN | ||||||
識別子タイプ | ISBN | |||||
関連識別子 | 978-4-9905164-6-8 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 朝鮮時代(Choseon Dynasty) | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 灰隔陵(Lime tomb) | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 王陵(Royal Tomb) | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 旧禧陵(Guhui Tomb) | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 築造方法(Construction method) | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS) | |||||
シリーズ | ||||||
関連名称 | Vol.3 |