@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008901, author = {宇惠, 勝也 and Ue, Katsuya}, issue = {1}, journal = {關西大學商學論集}, month = {Apr}, note = {本稿は,貨幣経路(MoneyChannel)と信用経路(CreditChannel)という二つの効果波及メカニズムを明示的に考慮した一般均衡的動学モデルを構成し,両経路の動態的な相互作用を分析する。信用経路を通じて金融的不安定性の生じる可能性を検討した宇恵(2002a)の静態的なモデルを動態的なモデルへと展開し,体系が定常均衡を離れた不均衡の局面でどのように運動するかを分析することにより,貨幣経路と信用経路の動態的な相互作用を明らかにする。この分析から得られた特徴的な結論は,以下の点である。すなわち,金融緩和政策によってもたらされた初期の景気拡張局面において,貸出利子率は低下している一方で,国債利子率が低下から上昇に転じる(同じことであるが,国債価格が上昇から低下に転じる)可能性があることである。この結果は,国債の発行残高の対GDP比率が高い経済においては特に,金融政策運営において重要な意味を持つであろう。}, pages = {17--30}, title = {貨幣経路と信用経路の動態的相互作用(上)}, volume = {50}, year = {2005} }