@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008875, author = {宇惠, 勝也 and Ue, Katsuya}, issue = {2}, journal = {關西大學商學論集}, month = {Jun}, note = {本稿は,マクロ経済において株式市場が果す役割を明示的に考慮したモデルを展開する。通常のIS-LMモデルは利子率と産出の間の相互作用を強調するのに対して,本稿のモデルは資産価値と産出(厳密には利潤率)の間の相互作用に重きを置いている。言い換えれば,本稿の分析は,株式市場をも明示的に考慮することによってIS-LMモデルを拡張しようとする一つの試みである。本稿の分析から得られる特徴的な結論は,金融政策の効果に深くかかわっている。すなわち,一定の条件が満たされている場合には,拡張的金融政策によって引起された景気拡大局面において,株価が依然として上昇を続けている一方で,債券利子率が低下から上昇に転じる(債券価格が上昇から低下に転じる)可能性が高まるが,しかし,当該の条件が満たされていない場合には,同様の景気拡大局面において,債券利子率が依然として低下(債券価格は上昇)を続けている一方で,株価が上昇から低下に転じる可能性が高まるのである。この結果は,国債の発行残高の対GDP比率が高い経済においては特に,金融政策運営上,重要な意味を持つであろう。}, pages = {233--260}, title = {利潤率,株価および利子率(上)}, volume = {49}, year = {2004} }