@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008671, author = {後藤, 健太}, issue = {4}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Mar}, note = {本論では、アフリカの経済統合の課題と展望を、アジアを比較軸とすることで検討する。20世紀の終わりには「世界の工場」としての地位を確立したアジアだが、21世紀に入ると今度は「世界の市場」と「世界のイノベーター」としても台頭するようになった。こうしたアジアの顕著な経済パフォーマンスの主要因は、その高度に発達した国際生産・流通ネットワークの形成と展開にある。一方でアフリカの経済統合については、それを目的とした制度的枠組みが乱立している状況にありながらも、実体経済の繋がりはまだ弱い。アジアでみられるような垂直的な国際分業体制の展開も極めて限定的であり、グローバルな生産体制におけるアフリカの民間部門の存在感も小さい。こうした現状について、本稿ではアフリカの経済統合に関する先行研究を整理し、そのうえで貿易・投資データおよび域内多様性(所得分配)の分析を通して、アジアでみられたような「デファクト型経済統合」がなかなか進まないアフリカの地域統合の抱える課題と展望を示す。}, pages = {627--644}, title = {アフリカの経済統合 : アジアとの比較からみえる課題と展望}, volume = {67}, year = {2018} }