@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008651, author = {北川, 亘太}, issue = {3}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Dec}, note = {本稿の目的は、アメリカ制度学派の創始者J.R. コモンズが貨幣と信用制度をどのように把握し、そうした貨幣・信用論をどのような政策や統治方式の提案と結びつけたのかを理解することである。そのために、信用貨幣についての内生説と外生説という対概念を用いて、彼の主著『制度経済学』における長大な貨幣・信用論を整理する。その結果、内生的に創造される信用貨幣量が「期待利潤マージン」に左右されること、したがって信用市場が本来的に不安定であることを理解できるようになる。この期待利潤マージンを浮動させる要素の一つが「政治的信認」である。本稿は、政治的信認を媒介にして、こうした彼の貨幣・信用論が統治方式の提案と接続されていることを明らかにする。}, pages = {275--313}, title = {J.R.コモンズ制度経済学における信用制度と統治 : 信用貨幣の内生説の観点から}, volume = {67}, year = {2017} }