@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008642, author = {鈴木, 智也}, issue = {2}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Sep}, note = {フィリピンは新興市場として持続的な成長を期待されている一方で、長年にわたる反政府武装勢力のテロ活動に悩んでいる。とくにミンダナオ島を中心とする南部において、複数の武装組織による活動が1970年代から続いている。フィリピンのような小国開放経済でテロなどの紛争が起これば、当該国が国際金融市場で直面する利子率が上昇しうる。本稿は2000年第1四半期から2016年第4四半期までのフィリピンのマクロ経済データを用いて、小国開放経済の動学的一般均衡モデルのパラメータを推定し、利子率の外生的な変動(利子率ショック)が生産量変動の8.69%を説明することを発見した。また、2000年第1四半期から2008年第4四半期までの各期のテロの件数が利子率ショックと有意に正の相関を示すことを発見した。これらの発見は、テロが利子率の上昇を通じて景気の後退をもたらすという仮説と整合的である。}, pages = {107--124}, title = {フィリピンにおけるテロと利子率と景気循環}, volume = {67}, year = {2017} }