@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008623, author = {樫原, 正澄}, issue = {3}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Dec}, note = {アベノミクス農政の農業改革によって、日本の農業・農村はどうなるのであろうか。その際には、農業生産の特殊性を考慮することは大事な事項である。第1には、農業の重要な機能としては食料供給産業としての役割があり、国民への食料供給が重要な役割の一つであることを念頭に置くことは大事な点である。第2には、農業は自然環境に大きく依存した産業であり、年によって豊凶の差がみられる。しかしながら、農業生産物は人間の生命を維持するために不可欠なものであるため、その確保は必要事項である。第3には、世界的にみれば、農業生産は国内自給生産が主流であり、その余剰分が貿易財として、国際的に取引されている。そのため国際穀物価格の変動は激しく、穀物等を外国に大きく依存することには大きなリスクを伴う。第4には、農業経営の主体は家族農業経営であり、世界の大勢となっている。家族農業の維持・発展をめざすことは、農政の重要な課題であるといえる。本稿では、こうした農業生産の特殊性を考慮して、アベノミクス農政について検討を加え、そして、日本の農業・農政のあり方について考察した。}, pages = {161--175}, title = {アベノミクス農政と農政・農業改革 : 日本の農業・農村のあり方}, volume = {66}, year = {2016} }