@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008585, author = {石井, 光}, issue = {2}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Sep}, note = {本論文の目的は,自然独占部門と戦略的投資が行われる競争部門が垂直分離された産業における接続料金規制の厚生効果を分析することにある.財を供給するためには不可欠設備を利用しなければならない.不可欠設備は自然独占性を有するため,競争部門の企業が不可欠設備を利用するときに支払う接続料金は規制されている.競争部門の企業間には費用格差があり,相対的に非効率な企業はこの費用格差を縮小するために戦略的に投資を行う.規制当局は,接続料金規制によって生じた自然独占部門の損失を一括補助金によって補填できる.このような産業では,投資の費用削減効果が小さいとき,不可欠設備の利用に伴う限界費用よりも低い接続料金の下で経済厚生は最大となる.一方,投資の費用削減効果が大きいとき,競争部門に非効率な企業が多いほど,不可欠設備の利用に伴う限界費用よりも高い接続料金の下で経済厚生は最大となる傾向にある.}, pages = {205--221}, title = {自然独占部門と競争部門が垂直分離された産業における戦略的投資と接続料金規制}, volume = {65}, year = {2015} }