@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008541, author = {竹下, 公視 and Takeshita, Koshi}, issue = {2}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Sep}, note = {社会主義体制崩壊後の世界情勢の急激な変化のなかで、「失われた20 年」を経験したわが国に焦点を当てて、現代の社会経済システムを捉えるための枠組みを考察した。本稿で論じられた主要な論点は以下の5点である。(1)まず、冷戦構造の崩壊は、それによって閉じ込められていたさまざま動きを一気に解き放ち、歴史的動態が復活することになった。(2)歴史的動態の復活の起点の違いによって、社会主義体制崩壊後の体制移行の相違が現れた。(3)長期的にみると、現在のグローバル化は15 世紀末の大航海の時代から始まっており、歴史は世界が豊かな西・北の国々と貧しい東・南の国々とに分割されるプロセスであった。(4)わが国の近代化の成功は、決して例外的に起こったことではなく、西欧と平行進化した独自のものであり、ひとつの文明となりうるものである。(5)わが国の今後は、そうした文明の独自性を自覚し、戦略的に進めていけるかどうかにかかっている、ということである。以上である。}, pages = {273--288}, title = {社会主義体制の崩壊と現代の社会経済システム : 「失われた20年」と日本の現在}, volume = {63}, year = {2013} }