@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008510, author = {内藤, 友紀}, issue = {2}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Sep}, note = {本稿では、1930 年代の日本の財政が持続性を有していたか否かについて、実質ハイパワード・マネー残高:HM/P、実質現金通貨残高:C/P、卸売物価指数:WPI(t)の3変数を用いて検証した。まず、ADF 検定・PP 検定による単位根の検定から、HM/P、C/P、WP(I t)の3 変数が(I 1)変数であることがわかった。単位根検定の(I 1)判定を前提とした上で、実質貨幣残高系列(HM/P、CASH/P)とインフレ率(WPI (t))との間の長期均衡関係を検証するヨハンセン検定をおこなった。その結果、最大固有値検定・トレース検定のいずれにおいても、2 系列間に共和分ベクトルが存在しないことが示された。以上の検証から、1930 年代日本においては、政府のシニョレッジ拡大傾向にもかかわらず、インフレーションが加速していないことが実証された。}, pages = {179--193}, title = {1930年代の日本におけるシニョレッジについて : 実質マネー残高とインフレ率の長期関係からみた財政持続性}, volume = {62}, year = {2012} }