@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008481, author = {木越, 義則 and 内藤, 友紀}, issue = {1}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Jun}, note = {本稿は、1950年代から現在に至る開発経済学における貿易政策をめぐる理論的展開について考察することを課題とする。1950年代から70年代にかけて、途上国が採用すべき貿易政策としては、輸入代替工業化政策と呼ばれる内向きの貿易政策が高く評価されていたが、1980年代半ばから新古典派の理論に基づいた貿易自由化政策が重視されるようになった。しかし、1997年のアジア通貨危機以降、貿易自由化がもたらした弊害に対する反省のもと、J・E・スティグリッツらによって、「新しい開発経済学」が構築されつつある。その理論的な潮流は、かつて新古典派によって批判された伝統的開発理論から多くの知見を取り入れると同時に、成長と平等という視点を超えて、広く途上国にとっての厚生とは何かという新しい枠組みのもと、市場の失敗を補完するような制度設計の模索へと展開している。}, pages = {75--97}, title = {開発経済学における貿易政策の評価をめぐる一考察}, volume = {61}, year = {2011} }