@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008459, author = {前川, 聡子}, issue = {4}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Mar}, note = {本稿では、日本における家計部門の貯蓄率の実態を明らかにするため、従来から問題となっていたマクロ統計(『国民経済計算』)とミクロ統計(『家計調査』、『全国消費実態調査』)の貯蓄率乖離の問題を取り上げ、その調整を試みた。先行研究では、両統計の概念調整をしてもまだ残る乖離の主な要因は、『家計調査』の調査誤差にあるとされていた。それに対して、本稿では、『家計調査』の誤差は、そもそも『家計調査』の調査対象が2人以上の勤労者世帯に偏っている点にあると考え、単身世帯、無職世帯も含まれている『全国消費実態調査』をベースに家計の平均的な貯蓄率を推計した。その結果、2000年以降については、『国民経済計算』における家計部門の貯蓄率と整合的な貯蓄率を得ることができた。さらに、『家計調査』ではとらえ切れていなかった1990年代後半の貯蓄率低下の傾向も、『全国消費実態調査』ベースで推計することによってとらえることができた。}, pages = {307--319}, title = {日本における家計部門の貯蓄率とその推移 : SNA、家計調査、全国消費実態調査間の貯蓄率乖離の調整とその比較}, volume = {59}, year = {2010} }