@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008452, author = {菅田, 一}, issue = {3}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Dec}, note = {本稿では,独占企業が自国および外国の各最終財企業に中間財を供給する垂直連関市場の国際貿易モデルを考察する.そして,最終財複占企業による費用削減的な研究開発(R&D)への投資の成果が国境を越えてスピルオーバー(漏出)する場合,自国政府による最適なR&D投資政策を検討する.本稿の分析の特長として,最終財複占企業の第3国輸出市場における競争形態がクルノー型数量競争とベルトラン型価格競争の両方を一括して分析可能とするために推測的変動パラメータを導入する.そこでは,自国政府による最適なR&D政策が投資への補助金か課税かは,製品間の代替性, R&Dスピルオーバーの程度,そしてR&D投資の効率性をそれぞれ表すパラメータに依存して変化することが示される.また,中間財独占企業による価格設定が差別的な場合よりも,一律的な場合のほうが,最適投資政策は補助金である可能性が高くなるという結果が導かれる.}, pages = {181--200}, title = {垂直連関市場における産業政策 : 推測的変動アプローチ}, volume = {59}, year = {2009} }