@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008325, author = {松下, 敬一郎 and 坪内, 良博}, issue = {3-4}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Nov}, note = {本論は、1970-71年に実施されたガロック村の全戸調査データをベースにして、追跡・遡及調査により人口・世帯構成の30年間のパネル・データを作成し、それに基づいて基本的な人口動態統計と世帯の類型間推移を示している。ガロック村は、1970年代および1980年代においては、女子の高出生力と20歳前後の高転出により逆「T」字型の人口年齢構成をもっていた。州外への転出が増加することにより、人口ピラミッドは20歳代に「括れ」をもつ形状を示すようになった。このように高出生と高転出がガロックの人口に大きな影響を与える中で、その世帯構成は約60%が核家族世帯からなるものの、多様な形の拡大家族世帯がそれぞれの家族の事情に応じて形成されている。拡大家族世帯の家族類型間推移はやや不安定化する傾向を示しているものの、拡大家族世帯に帰属する男子人口は年齢により20%から50%を占め、女子人口は20%から70%を占めている。核家族と双系性を基調としながらも、多様な家族構成をもつ世帯を形成して、都市との所得や教育・雇用機会の格差および高齢者との同居など各世帯のおかれた状況に柔軟に対応している。}, pages = {475--501}, title = {ガロック村の人口と世帯構造 : 30年間の変動}, volume = {54}, year = {2004} }