@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008259, author = {竹下, 公視 and Takeshita, Koshi}, issue = {3}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Dec}, note = {本稿では、現在わが国で進められている「構造改革」に焦点を当て、社会経済システムの構造と「構造改革」のあるべき姿を考察した。結論は、次の6点にまとめられる。①社会経済システムは、政治経済システムというフォーマルなシステムが文化システムというインフォーマルなシステムに支えられるという重層的構造をもつ。 ②現代社会が抱える諸問題は、トータルシステムとしての社会経済システムに対してフォーマルなシステムの論理で対処しているということの結果である。 ③近・現代史は、トータルシステムとしての社会経済システムからの乖離(離陸・離床)の歴史であった。④「離床した経済」(「煽りの社会」)をもたらした工業と民主主義の考え方に内在する思想では、実践の領域が正当に評価されていない。⑤ここに現代社会にさまざまな問題が生じ、潜在的な 要請が多様な動きとなって現れてくる根本原因がある。⑥したがって、その解決のためには、人も社会もトータルなシステム(存在)であるという正しい理解に立ち、自らが帰属する歴史性や社会性を自覚的に引き受けることが不可欠である。以上である。}, pages = {375--391}, title = {社会経済システムの構造と「構造改革」 : 経済・政治・文化・自然}, volume = {52}, year = {2002} }