@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008232, author = {荒木, 孝治 and Araki, Takaharu and 橋本, 紀子}, issue = {4}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Mar}, note = {近年、多くの物理学者が、従来物理学で用いられてきた手法や方法論を金融市場の分析に適用し、 経済学的に見て意味のある情報を抽出することに成功している。Mantegna (1998, 1999) は、市場で取り引きされる株式銘柄を階層的に分類する方法を提案し、これにより、従来見いだすことができなかった経済的に有意味な分類結果を示した。Mantegnaの方法は、操作としては、株式銘柄の価格変動の時系列データのみを用い、すべての銘柄の組み合わせ(対)の相関行列を求めるだけのシンプルなものである。援用する手法も、物理や統計学の世界では広く知られたクラスター分析(統計学)や最小木(グラフ理論)といった方法である。 しかし、この方法を、異分野である金融デー夕、株価の変動分析に適用することにより、従来にない視点からの新しい結果が得られたのである。本稿は、Mantegnaの方法を、日本の家計消費に関する「国民経済計算」および「家計調査」の費目データに適用し、その分析結果を提示した。また、社会学や生態学の分野で発展してきたネットワーク分析の手法を援用して、Mantegnaの方法を補完・拡張することを試みた。}, pages = {435--454}, title = {消費費目間の階層・空間構造}, volume = {51}, year = {2002} }