@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008223, author = {竹下, 公視 and Takeshita, Koshi}, issue = {3}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Dec}, note = {IT革命の本質と社会変革の方向 : バーチャルからリアルへ, 本稿では、内外情勢が不透明感を増している現代の社会経済の本質を捉えるためのひとつの視点として、IT革命を取りあげ、「情報」「技術」「革命」の3つの構成要素に焦点を当てると同時に、近代技術と近代科学に焦点を当てて展開されるハイデッガーの近代論を参考にして、現代の諸問題をいかに捉え、それにいかに対処すべきか(社会変革の方向)を考察してみた。結果は次の5点にまとめられる。(1)近代史は、本質的に、「真実」や「現実」から遠ざかる歴史、つまり「リアルからバーチャルへ」の歴史であった。(2)その近代史の本質を規定した根本要因は、人聞がすべての存在のスプエクトゥム(基本的主体)となり、世界が像となったことである。(3)そのことが、近代科学の 「方法の優位」と近代技術の「立て組」の支配をもたらし、「真実」(存在の真理)の概念を喪失させた。(4)そのとき、IT革命の本質は「バーチャルからリアルへの回転」であり、社会変革の基本方向もまた「バーチャルからリアルへ」である。(5)最後に、第5として、現在われわれにとって最も 必要なことは、「リアルなもの」(存在するもの)を素直に受容し、その「リアルなもの」(真実)を 明確に捉え、現実化していくこと(真実を実現していくこと)である。以上である。}, pages = {305--331}, title = {IT革命の本質と社会変革の方向}, volume = {51}, year = {2001} }