@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008169, author = {長久, 領壱 and 田中, 誠}, issue = {4}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Mar}, note = {本稿では,ナッシュ交渉問題で,選択肢集合がコンパクトであり,交渉に参加するプレイヤーの数が可変である状況を設定し,Imai解(Imai(1983)),交渉達成度に関する辞書式マクシミン解,の公理化を行う。我々は,Imai解が,不変性,対称性,独立性,最適性,安全性,及び安定性を満足する唯一の交渉解であることを示す(定理3)。これらの公理のうち,前から四つまではNash(1950)のそれらとほぼ同じである。安定性は,Lensberg(1988)のそれと同じ流儀で定義される。この公理は,交渉に参加するプレイヤーの構成が異なる,二つの交渉問題に対して,解は整合的な形で解決を与えなければならないことを要求する。残る一つ,安全性が,本稿で提出する新しい公理である。非凸な選択肢集合を認める場合,Imai解は多価写像となり,プレイヤーが最終的に得る効用に関しては不確実性が存在することになる。本稿では,プレイヤーは,マクシミン的な危険回避行動をとると仮定する。安全性は,この危険回避的なプレイヤーがとる選択行動の一面を表した公理である。}, pages = {353--378}, title = {ナッシュ交渉問題におけるImai解の公理化 ; 選択肢集合がコンパクトであり、プレイヤーの数が可変である場合}, volume = {49}, year = {2000} }