@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00008167, author = {竹下, 公視 and Takeshita, Koshi}, issue = {4}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Mar}, note = {今日の経済学の理論体系には.社会(制度)と歴史(変化)の視点が明確な形で組み込まれていない。「社会」科学である経済学において,これは異常なことではないのか。そもそも.なぜそのようなことが可能だったのか。このことを「制度論の視点」から考察し,大きな変動のなかにある現代の社会経済システムと経済学を初めとした現代の社会科学の歴史的な位置を確認しようと試みた。結論は大きく三点である。第一に,制度と歴史の視点の欠如や理論と実践(政策)の対立的理解など,経済理論や移行経済に見られる問題点は,西洋近代の200年間ないし500年間の「近代システム」(「近代経済」)に帰着するということ。第二に,現在の世界的に大きな変動はその「近代システム」(経済体制)から新しいシステム(社会体制)への転換であるということ。それゆえ,第三に,社会科学も,社会「科学」から「社会」科学へ転換しつつあるし,転換しなければならないということである。}, pages = {317--338}, title = {経済体制から社会体制へ : 社会科学の転換と制度論}, volume = {49}, year = {2000} }