WEKO3
アイテム
銀行利潤と景気循環および金融政策の有効性
http://hdl.handle.net/10112/6152
http://hdl.handle.net/10112/6152503e93c2-4f82-4762-8860-29d350a565bc
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 研究報告書 / Research Paper(1) | |||||
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公開日 | 2012-02-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 銀行利潤と景気循環および金融政策の有効性 | |||||
言語 | ja | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_18ws | |||||
資源タイプ | research report | |||||
著者 |
中川, 竜一
× 中川, 竜一 |
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概要 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 本稿では、Diamond(1965)の世代重複(overlapping generation)モデルをベースとして、ホールドアップ問題から発生する金融市場の不完全性(or 信用制約)をもつ経済を構築する。そして、独自の金融仲介力をもった「銀行家(banker)」を登場させることによって、生産主体と銀行家の資産分配と景気循環の動学的均衡を分析する。次に中央銀行を導入し、景気循環に対する金融政策の有効性、およびそれに対する資産分配の影響を分析する。生産主体は通常、債券市場において資本を調達するが、一般に市場の不完全性が存在するため、無限に調達することができない。すなわち信用制約が発生する。しかし、豊富な資産と生産活動に精通した「銀行家」が存在すれば、投資家は銀行家資産を担保として安心して貯金し、資本は円滑に生産活動に流れていく。したがって、一般の経済主体と銀行家の間の資産分配は生産活動に密接に関連し、銀行家の分配率委が低いとき経済全体の資本蓄積は抑制される。経済が過少資本状態にあるとき、通常、中央銀行は金融緩和政策を発動し、債券市場に貨幣を供給する。しかし、金融政策は経済主体間の分配をコントロールする。また緩和政策は、安価な購買力を生産主体に提供するため、銀行家の分配率を引き下げる。したがって、銀行家の分配率が非常に低い経済では、緩和政策は、実質利子率の引き下げで一時的に投資を刺激できるが、長期的な資本の回復を抑制する。すなわち、金融政策の効果は、銀行家資産の多寡によって変化する。 | |||||
書誌情報 |
ja : 郵便貯金に関する委託研究報告書 p. 1-25, 発行日 2001-11 |
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著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 中国郵政局貯金部 |