@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00005740, author = {加戸, 陽子 and 松田, 真正 and 眞田, 敏}, journal = {岡山大学教育学部研究集録}, month = {Jul}, note = {近年、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)への関心が高まり、病態解明を目的とした様々な報告が行われている。本論文では、まずAD/HDの概念の変遷を整理し、ついで、神経生理学、脳機能画像研究、神経心理学および分子生物学の領域における最近の研究の動向を概観し、AD/HDの病態と臨床症状との関連について考察した。SPECTやfMRIを用いた研究で前頭葉の低灌流や同部の反応性の低下などが報告されており、実行機能の障害との関連が指摘されている。また、分子生物学的研究では候補遺伝子として主にドーパミン受容体遺伝子(DRD4)やドーパミントランスポーター遺伝子(DAT1)が挙げられ、ドーパミン関連の障害に関する報告が数多くみられ、注意の障害や多動などの臨床症状との関連が指摘されている。また、その他の候補遺伝子に関する知見も数多く報告されており、今後臨床症状との対応の検討が望まれる。}, pages = {107--115}, title = {注意欠陥/多動性障害の病態解明に関する研究動向について}, volume = {123}, year = {2003} }