@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00005492, author = {安藤, 輝次}, journal = {関西大学学校教育学論集}, month = {Mar}, note = {1960年代にクロンバック, L. J.が提唱した“形成的評価"は、ブルーム, B.によってすべての学習者に一定程度まで完全に習得させるための方法として普及したが、それは、知識や技能を教師主体で教えるための指導法であった。しかし、1989年、サドラー,D. Rが学習の目標や規準を学習者にも分かるように主張し、1998年に、ブラック,P.とウィリアム,D.は、様々な研究調査結果に関する効果量に着目して、教授・学習過程だけでなく学習者が自らの学びを評価し方向付ける“形成的アセスメント"を行えば、テストの成績がアップし、自尊心や動機付けにも好影響を及ぼすことを根拠づけた。それ以来、形成的アセスメントは、広く知られるようになり、最近では、より学びの機能を強調した“学習のためのアセスメント"としても展開され、また“中間的アセスメント"と同一視されるような混乱も生じている。本稿は、このような形成的アセスメントの過程を辿りながら、理論的な整理を行い、①総括的アセスメントとの関連性、②フィードパックの手立て、③指導の枠組みにおける位置づけ、という点から現在の到達点を明らかにしようとするものである。}, pages = {15--25}, title = {形成的アセスメントの理論的展開}, volume = {3}, year = {2013} }