@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00005488, author = {山本, 冬彦}, journal = {関西大学学校教育学論集}, month = {Mar}, note = {学校五日制の完全実施以後、子どもの社会性や「社会力」の形成を目指した、地域コミュニティでの学校外の教育が全国各地で行われている。しかし、それがどのような目標や原理にもとづいて行われているかは、活動の多様性にも拘らず必ずしも明確に意識されていない。また、その効果や意義についてもあいまいにされている場合が多いと考えられる。本稿でとりあげた学童保育の実践は、指導員によって子ども達に獲得させるべき目標が明確にされ、それに基づいて、多様な活動場面が相互に関連させられながら展開されている。 この実践の特色は、子どもの意志や自発性を尊重することが、却って指導員の指導性がもっとも厳しく問われることを示し、子どもが意欲的に活動できる場面を継続的につくりだすことに成功しているという点である。この実践を例にして、学校の放課後の活動という従来の制度の枠組みにとらわれることの少ないなかで取り組まれる教育活動の可能性と、子どもの自発性や意欲、個々人の独自性が尊重されながら、子ども同士の相互承認による社会性や「社会力」の基礎を育成するための、地域コミュニティでの教育の基本的な原理 を検討していくことができる。}, pages = {1--16}, title = {コミュニティ教育の一つの原理-及川学童保育実践から読み取れること-}, volume = {1}, year = {2011} }