@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00024009, author = {並木, 崇浩}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {本稿はパーソン・センタード・セラピーの倫理について、倫理規定ではなく、原理や実践のあり方そのものという視点から論考するものである。個人内の倫理として、自己決定権の尊重と非指示性をめぐるCain(1989, 1990)とGrant(1990)の論争を中心に概念的整理を行った。次に、関係性の倫理として、関係的信頼と反抑圧実践について概観し、パーソン・センタード・セラピーとの関連を論じた。以上を踏まえて、倫理的なセラピーを実践するためのセラピストの課題を論じ、Bond(2015)が提唱する倫理的マインドフルネスと「contemplate」(並木,2018;Namiki, 2021)との関連性を指摘した。最後に、倫理を論じることと実践することのパラドクスについて考察し、セラピストは倫理を学びつつも常に自身の倫理は何かを問い続け、作り上げる必要があることを論じた。}, pages = {35--42}, title = {特集:パーソン・センタード・セラピーの展開 : パーソン・センタード・セラピストとして倫理的であることに関する一考察}, volume = {14}, year = {2023} }