@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00002328, author = {チャン, ドゥック・アイン・ソン and 西野, 範子 and 西村, 昌也}, journal = {周縁の文化交渉学シリーズ7 『フエ地域の歴史と文化―周辺集落と外からの視点―』}, month = {Mar}, note = {ベトナム、阮朝時代(1802‒1945)の都、フエは、城郭、宮殿、御陵、廟、寺等の建築群が残り、1993年にユネスコ世界遺産の公認を受けている。この論文では、フエ建築群に使用された瓦や装飾資材、また宮廷などで使用された陶磁器について分析した。建築資材もしくは建築装飾用陶磁器には、青瑠璃色や黄瑠璃色の施釉の磚や瓦および無釉磚、瓦が確認でき、フエ京城の周辺で生産させ、嘉隆帝の時代に中国広東省の職人を雇い指導にあたらせている。フエ周辺以外では、バッチャンなどからも供給し、国内で生産が間に合わない場合、中国からも購入した。フエの宮廷などで使用された陶磁器については、嘉隆帝は財政的欠乏故にベトナム陶磁を使用していたが、明命帝(1820‒1841)以降は中国陶磁を好み、同慶帝期(1885‒1889)以降、西洋陶磁、特にフランス陶器が搬入されている。外国産陶磁が好まれたため、国内産陶磁は衰退したが、祭礼品にはバッチャンやモンカイ製で生産されたものが多い。フエでは、生活用品としての陶磁器は原料や技術の問題から高級品が生産できなかったが、龍壽窯(1810~1885年)で生産した施釉装飾陶器は、フエの製陶としては最も成功したものと考えられる。, 原著:チャン ドゥック・アイン・ソン 翻訳:西野範子、西村昌也}, pages = {531--547}, title = {古都フエ遺跡群の中でのベトナム陶磁 生産地、型式、機能について}, year = {2012} }