@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00023231, author = {徳丸, 宜穂 and 藤田, 真哉 and 吉井, 哲}, issue = {2}, journal = {関西大学経済論集}, month = {Sep}, note = {日本の中小製造業企業にはコスト競争力が強く求められるようになっているが、コスト競争力の源泉についてはあまり明らかにされていない。これは、非価格競争への転換への方策を検討する上でも枢要な知見となろう。そこで本稿の目的は、第1に、いかなる原価低減活動によって実際に原価低減がもたらされ、ひいてはコスト競争力を獲得するに至っているかを明らかにすることである。第2に、組織能力構築に相補的な雇用重視企業はそうでない企業に比べて、原価低減活動・製品競争力にいかなる特徴を有しているかを示すことである。分析より、長期雇用慣行のもとで形成される技能・組織能力がコスト競争力の源泉として重要であることを示す結果が得られた。このことは、技能形成の制度化・充実化によって価格競争から脱却し非価格競争への転換を図ろうとする通念的な方策の限界を示しており、技能・組織能力の使用方向に影響を及ぼす施策が必要であることを示唆している。}, pages = {83--96}, title = {中小製造業企業の原価低減・組織能力と製品競争力 : 愛知県製造業企業への質問紙調査に基づく実証分析}, volume = {72}, year = {2022} }