@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00022762, author = {斉藤, 了文 and Saito, Norifumi}, issue = {2}, journal = {関西大学社会学部紀要}, month = {Mar}, note = {人工物は、人間対物という枠組みで軽視される。また、科学理論に対して、物を扱う工学は泥臭いとして軽視されることも多い。小論では、まず、市民社会の法的枠組みが、複雑な人工物が使われるようになって、単純な人間関係から成っているとは言えなくなってきたということを見る。そして、工学の設計を見てみると、価値やトレードオフを入れ込んだものとなっていることが見て取れる。人工物は合理的で、冷たい、というのとは違う。その点を踏まえて、人工物ともに暮らすということを考えてみる。基本的にリスクのトレードオフが行われているということが、普通の人工物の姿だということを示す。その後、メタバースと都市という少し奇妙な人工物について考えてみる。インフラに当たるものに焦点を当てるということが、技術論の役割である。このときに、人工物に関わる理解の諸ポイントが一つの視点を与えるはずである。, Artifacts themselves matter. A civil law point of view and a philosophical technology point of view demonstrate "artifacts themselves matter". And some examples are designated., 挑戦的研究(開拓) 21K18114「都市の倫理的変容のための学際的研究」(神崎宣次 代表)および基盤研究(B)(一般) 20H011790「工学の学際的発展に対応する新たな工学倫理フレームワークの構築」(藤木篤 代表)の二つのファンドに、この研究の一部は負っている。}, pages = {145--172}, title = {人工物をバカにしてはいけない}, volume = {53}, year = {2022} }