@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00002239, author = {稲垣, 正宏}, journal = {周縁の文化交渉学シリーズ1 『東アジアの茶飲文化と茶業』}, month = {Mar}, note = {17世紀代、長崎では清朝からの渡来僧による寺院が次々の創建され、寺院の行事や 習慣に伴う喫茶(煎茶)も伝来した。  また長崎に来住する唐人は大陸にいたころから煎茶に親しんでいたようであるので、 長崎では寺院・唐人・町人を問わず煎茶が普及したらしく、市内の町屋遺跡(築町遺跡・ 桜町遺跡)から煎茶道具が出土している。  京都には福建省から渡来した(黄檗宗の開祖)により煎茶が伝えられた可能性があり、 隠元の信者や交友関係を通じて煎茶が広まったことが分かる。  しかし、煎茶道具は貴族の御所に隣接する公家町屋敷跡からしか出土しておらず、 長崎ほどの普及状況でないことが分かる。  京都に煎茶が普及するのは高遊外(賣茶翁)が煎茶の啓蒙活動を始める18世紀になってからのことである。}, pages = {201--208}, title = {17世紀の遺跡から出土する煎茶道具}, year = {2011} }