@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00002233, author = {岡本, 弘道}, journal = {周縁の文化交渉学シリーズ1 『東アジアの茶飲文化と茶業』}, month = {Mar}, note = {近世期の琉球は、日本と中国双方の茶文化の影響を受けて、独特の茶飲嗜好に基づく茶文化を形成した。近世期以前より琉球には日本の茶の湯文化が既に流入していたが、近世期になると琉球独特の国際的条件も相俟って、日本と中国の茶文化がより積極的に受容されるようになった。日本・中国双方から大量の茶葉が輸入される一方で、国内での茶葉・茶器生産も確認され、琉球社会の内部で広範に消費される条件を提供した。このように日本茶・中国茶を並行して飲用するという茶飲嗜好は、近代以降にみられる琉球=沖縄における独特の茶文化の基盤をなしたと考えられる。}, pages = {95--115}, title = {近世琉球における茶文化の重層性}, year = {2011} }