@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00002231, author = {篠原, 啓方 and Shinohara, Hirokata}, journal = {周縁の文化交渉学シリーズ1 『東アジアの茶飲文化と茶業』}, month = {Mar}, note = {朝鮮史における茶の歴史は古いが、国家の賓礼に喫茶が確認されるのは高麗以降である。これは朝鮮に入ると茶礼の名で登場するが、当初は宴の式次の一つであり、酒礼に先立って催されるものであった。だが18世紀に入ると、宴の簡素化などを経て茶礼が独立し、宴礼の性格を帯びるようになる。 この変化の画期は、おおよそ明清の交替期にあると推測されるが、特に朝鮮国王と明使が相互に茶鍾を手渡す行為が、清使に対して行なわれなくなった点は注目される。茶鍾の手渡しの廃止は、相互間の誠意や親睦の意味が希薄になったことを示すと思われ、その背景には朝鮮の清朝に対する反感が想定される。}, pages = {21--55}, title = {朝鮮王朝の茶礼―明・清使への賓礼を中心に―}, year = {2011} }