@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00022102, author = {佐藤, 方宣}, issue = {4}, journal = {関西大学経済論集}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、佐和隆光『経済学とは何だろうか』(1982)という書物の同時代受容とその含意をめぐる経済思想史的検討にある。『けいなん』は経済学の〈制度化〉という視点から「経済理論の社会的〈文脈〉への依存性」を強調したものであり、経済学史・経済思想史研究に親和的なものでありながら、これまで十分な検討がなされていなかった。本稿では、第2節で『けいなん』の背景とその基本的な主張を明らかにし、第3節では、一般の読者層、経済学者たち、さらに経済学史・経済思想史研究者の出版当時の受容と反応のあり方を検討し、第4節では『けいなん』の登場と受容の歴史的・社会的〈文脈〉となる「ポスト・クーン」「ポスト・ラディカルズ」という問題系について論じた。本稿を通じて『けいなん』の登場と受容の社会的〈文脈〉としての1970年代の日本の経済学者たちによる科学史・科学哲学の参照や「経済学の内省」ともいえる動向の存在とその含意について明らかにした。, 植村邦彦先生退職記念号}, pages = {171--193}, title = {「佐和隆光『経済学とは何だろうか』とは何だったのか」}, volume = {71}, year = {2022} }