@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:02001245, author = {中田, 行重 and Nakata, Yukishige and 上西, 裕之 and Uenishi, Hiroyuki and 矢野, キエ and Yano, Kie and 金子, 周平 and Kaneko, Shuhei and 岡村, 達也 and Okamura, Tatsuya}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {わが国ではPCTの効果研究が少ない。そのため、PCTは英国と同様に不利な立場に置かれる可能性がある。筆者らは2023年の日本心理臨床学会においてPCTの研究推進を目指す議論を行なった。話題提供者の上西はわが国のPCT研究が事例研究や質的研究に偏っていることを指摘した。効果研究を困難にする要因として効果指標の問題やRCTやメタ解析の学習機会の不足等を挙げ、日本独自のPCT効果研究の必要性を論じた。矢野はフォーカシングに関する最近5年間の国内研究のレビューを通して、他の理論や実践との融合を模索した。体験過程理論やセラピストの内的プロセスに注目すること、実践と効果研究を結びつける必要性を強調した。金子は近年の共通要因論から最適処遇論への移行指摘しつつ、PCTの有用性を示した研究を紹介した。また、PCTの研究が人間性心理学として異なる学際的アプローチと統合される必要性を論じた。指定討論者の岡村は英国のPCT研究の経緯を振り返り、RCTやメタ分析を解する研究者の教育、リサーチメソッドの開発の必要性を示した。その上で研究方法に拘らずに今から研究を進めることが重要であることを提言した。}, pages = {85--95}, title = {特集 : パーソン・センタード・セラピーの展開 : わが国におけるパーソン・センタード・セラピーの研究 : 今後の展開のために何をすべきか}, volume = {15}, year = {2024} }