@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:02000243, author = {西川, 浩平 and Nishikawa, Kohei}, issue = {2}, journal = {関西大学経済論集}, month = {Sep}, note = {本論文の目的は、LCC(Low-cost-carriers)の普及を中心とした国際線の発着枠拡大に着目し、航空産業における市場構造の変化が外国人旅行者の支出行動に及ぼす影響を明らかにすることにある。本論文では、2015年4月~2019年12月に日本を訪れた東アジア地域からの旅行者を対象に、航空運賃と市場構造、訪日時の支出額と航空運賃の関係、訪日旅行者の需要構造を定量的に検証し、その結果に基づくシミュレーション分析を行った。分析の結果、LCCの普及を中心とした東アジア便の拡大は、訪日時の平均的な航空運賃を5%程度低下させた。さらに航空運賃の低下は訪日時の支出額にも影響を及ぼし、1人当たりの滞在中の支出額を1.5%程度押し下げた結果が得られた。この減少分を産業レベルに分解したところ、観光市場を構成する産業のうち、国内輸送業を除く全ての産業(宿泊業、飲食業、娯楽業、小売業)に負の効果をもたらし、特に航空業と代替的な関係にあった娯楽業への影響が大きかったことが明らかとなった。}, pages = {27--53}, title = {訪日外国人の支出行動におけるLCC普及の影響}, volume = {73}, year = {2023} }