@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00019282, author = {塩山, 正純 and Shioyama, Masazumi}, journal = {關西大學中國文學會紀要}, month = {Mar}, note = {19世紀に中国の門戸が対外的に開かれ、西洋人が中国で活動するようになると、彼らは自らの食文化も中国に持ち込み、同世紀の後半には幾つかの西洋料理解説書が出版された。本稿では、それらの西洋料理解説書のうちクロフォード夫人(M.F.Crawford)著『造洋飯書』(1866年初版)について、複数の先行研究によって“官話”に分類されるも未だ詳らかではないその言語的特徴について、動詞と各種補語の構造、量詞の用法、時間表現その他のキーワードに関する考察を通して明らかにしようとするものである。本稿の考察を通して、『造洋飯書』が、動詞が結果補語や方向補語派生義、そして介詞フレーズ後置を多用することで、調理手順を平易かつ詳細に、極めて自然な中国語で表現していることが明らかになった。さらに、時量の表現についても、西洋の時間概念と中国の伝統的な“時辰”との併用が認められ、十二支による伝統的な表現に集約していった官話訳聖書とは異文化翻訳の方向性が異なることが分かった。, 内田慶市教授 井上泰山教授 退休記念号}, pages = {A67--A82}, title = {M.F.Crawford 著『造洋飯書』(1866)が調理を表現した中国語 : 動詞と量詞、時間表現を中心に}, volume = {42}, year = {2021} }