@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00018956, author = {藤田, 里実}, journal = {関西大学高等教育研究}, month = {Mar}, note = {2020年4月から大学教育に急遽取り入れられたオンライン授業は、大学教員と学生それぞれにどのような影響を与えたのか。今後の大学教育研究の視座を得るため、エンゲストロームの「活動システム」理論を用いて「大学における授業」という活動を分析した。その結果、教員を主体とすると、これまでになかった「授業に関わる教員共同体」を構築した可能性と、「授業観」の変容が起こった可能性があることが析出された。そこから、新たな教員共同体の実態と維持の可能性、また授業観変容の有無と内容を分析していくことが今後の研究課題となることを指摘した。一方で学生を主体とすると、学びに関わる「自律性」が高まった可能性と、「学生間共同体」を構築する機会を奪われたことによる学生個々人への矛盾の集積が析出された。そこから、学生の学びの自律性の変容の有無を分析すること、また学生間共同体構築の支援およびその方法の分析や、学生個々の経済状況の把握・支援の必要性を指摘した。}, pages = {63--70}, title = {2020年のオンライン授業は大学教員と学生に何をもたらしたのか? : 「活動システム」理論から考えるこれからの大学教育の課題}, volume = {12}, year = {2021} }