@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00018897, author = {小野, 真由子 and 斧原, 藍 and 並木, 崇浩 and 山根, 倫也 and 白﨑, 愛里}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {本稿ではパーソン・センタード・アプローチ(以下、PCA)における共感的理解について、「出会い(en-counter)」の哲学から考察されたSchmid(2001a)の章を紹介し、PCAに新たにもたらした知見について若干の考察を述べる。Schmidは、哲学的・対話的観点から他者という存在を含めた共感的理解(empathic comprehension)について説明している。その中で、共感はひとが生得的に持っている能力であるとし、パーソン・センタード・セラピーでは、理解しようとする試みが「目的のために」使用されることはなく、一人のひとである表現としてもたらされる社会的架け橋であると捉えている。そして、共感的であるということは、他者(the Other)の他者性に触れることで、予期しないことに直面し、不確実な目的地で旅を始めることを意味するとしている。したがって、共感的理解とは、謎めいた理解できないことを含む存在である他者に感銘を受け、他者に対して興味を持っているという能動的な表現であると主張する。Schmid(2001a)の主張から、Comprehensionという言葉を用いて、新たな切り口からThの共感的理解を発展させている点と日本での中核条件のトレーニングに関して若干の考察を述べた。, 特集 : パーソン・センタード・セラピーの展開}, pages = {81--91}, title = {「出会い」の哲学から再考する パーソン・センタード・アプローチの共感的理解 : Schmidの論文から学ぶⅡ}, volume = {12}, year = {2021} }