@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00018793, author = {榊原, 雄一郎}, issue = {4}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Mar}, note = {本研究では著者がおこなったアンケート調査の結果から、東北自動車集積において地元企業がどのような特徴を持ち、どのように自動車関連産業に参入したのかについて明らかにしてきた。本研究における回答企業の主な生産内容は、部品・部分品などの中間品の生産であった。また経営上の強みは、発注先企業の指定通り正確に生産・加工することであった。主な納入先は東北地域以外(関東・東海等)に立地する自動車関連企業が最も多く、東北自動車集積が外部に開かれたオープン型の集積であることが明らかになった。自動車産業へのきっかけは「現在のお得意先から連絡があった」「自社から自動車関連企業に売り込みをかけた」「お得意先から紹介された」が多く、自社の積極的な営業が新たな取引につながっているケースや、「紹介」にみられるように既存のネットワークが新たなネットワークを形成するといった現象がみられた。お得意先との取引形態についてみると、貸与図メーカー的な性質をもった企業が中心であるが、承認図メーカー的な性質をもった企業が一定数存在することが明らかになった。自動車産業参入時の困難としては、コスト面での要求が厳しいことや求められる品質レベルが高いことが挙げられた。自動車産業参入時の技術向上策としておこなっている企業が多く、積極的な評価が多かったのがお得意先からの技術指導であることが明らかになった。, 樫原正澄先生退職記念号, 本研究は、科学研究費研究(基盤研究C)「オープン化した自動車産業の集積間分業と東北自動車集積発展のための研究」(課題番号16K03682)の研究成果の一部である。}, pages = {413--426}, title = {東北自動車集積における地元企業の自動車産業への参入についての研究}, volume = {70}, year = {2021} }