@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00018785, author = {髙見, 啓一}, issue = {4}, journal = {關西大學商學論集}, month = {Mar}, note = {我が国では起業家イメージに対するハードルの高さが問題となっており,地方における「どこでも(誰でも)できる」草の根的なアントレプレナーシップ教育(Entrepreneurship Education 以下「EE」)モデルを構築していくことが求められる。本研究は,そのようなEEモデルの実施拠点として全国に遍在する商業高校(高等学校商業科)に注目し,ここでのEE実践を解明するためのポイントを検討するものである。本研究では,先行研究の検討により次の2点について明らかにした。第1に,初等・中等教育段階におけるEEで育成すべきスキルと重視すべき視点は何かという点について,「課題の発見・設定と解決への実行力」「ネットワーク・つながりとその創出スキル」が重要であることを明らかにした。後者については,地域の多様な主体との連携に着目する必要がある。そこで第2に,外部ステークホルダーとの協働プロジェクトを実施する際のポイントは何かという点について,「実践共同体」「正統的周辺参加」「越境学習」という概念から,協働プロジェクトの組成にあたってのポイントを整理した。実践共同体については互恵的な関係づくりと,組成するコーディネーターの存在が重要となる。実践共同体での学びについては,生徒に正統的周辺参加を保証することと合わせて,連携先の企業や行政との共進化に着目する必要がある。越境学習の観点からは,学校と連携先が一定の影響を与えあうという変容のパターンにも着目すべきである。以上の視座から事例分析や検証を行うことが,商業高校におけるEEのモデル化に有効であると考える。}, pages = {99--115}, title = {商業高校におけるアントレプレナーシップ教育の分析視座 : コミュニティ・オブ・プラクティスと越境学習}, volume = {65}, year = {2021} }