@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00016661, author = {榊原, 雄一郎}, issue = {1-2}, journal = {關西大學經済論集}, month = {Sep}, note = {本研究では著者がおこなったアンケート調査およびヒアリング調査の結果から、東北地域に進出した自動車関連の事業所がどのような機能および組織構造を持っているのかについて明らかにしてきた。本研究で取り上げた事業所の中心的機能は量産品の生産であり、先行研究で分工場として定式化された事業所の特徴を有している。こうした事業所が持つ機能は事業所内での人員配置とも一致しており、事業所内における人員配置では生産・現場に相当数が配置されるのに対して営業や調達・外注への配置は極めて限定的であることが明らかになった。その一方で、本研究からは人事機能や投資機能の一定部分を有していることも明らかになった。また、本研究ではどのようにして進出事業所が地元企業と取引を持つに至ったのかを研究している。そこでは「お得意先・親企業からの紹介・指示」がきっかけで取引に結びつくことが多いことが明らかになった。これはこれらの進出事業所が独自の調達機能が弱く、調達先・外注先の選定にあたっては「お得意先・親会社の指定・主導による」こととも整合的である。, 本研究は、平成26年度国土交通省受託・国土政策関係研究支援事業「自動車産業の集積間分業と東北地域における自動車産業の発展のための産業政策についての研究」、科学研究費研究(基盤研究C)「オープン化した自動車産業の集積間分業と東北自動車集積発展のための研究」(課題番号16K03682)、および2018年度関西大学研修員研修費によって行ったの研究成果の一部である。}, pages = {269--283}, title = {東北自動車集積における進出分工場の機能についての研究}, volume = {70}, year = {2020} }