@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00014651, author = {磯田, 佑太郎 and 西藤, 奈菜子 and 寺嶋, 繁典}, journal = {Psychologist : 関西大学臨床心理専門職大学院紀要}, month = {Mar}, note = {レジリエンスとは困難な出来事を経験しても個人を精神的健康へと導く心理的特性である。レジリエンスは困難な状況から適応を回復する過程だけでなく、適応を回復した結果においても重視するため、研究者によって定義が曖昧である。本研究の目的は、レジリエンスの概念を個人内要因との関連性から検討することである。レジリエンス尺度を目的変数、ハーデイネス尺度、ストレス対処方略尺度(TAC-24)、首尾一貫性(SOC)尺度を説明変数として重回帰分析を適用した。その結果、レジリエンスはハーディネスとSOCとの間に関連性を示し、ストレス対処方略とは関連しなかった。しかし、レジリエンスの下位尺度を検討してみると、他者からの支援の認知は、SOC尺度の処理可能感と正の関連性を示し、またストレス対処方略尺度の気晴らし、カタルシスとも関連性を示した。コミュニケーション能力は、ハーディネス尺度のコントロールやストレス対処方略尺度の気晴らしなどと関連性を示した。肯定的思考は、特にSOC尺度の有意味感と正の関連性を示し、自己制御は把握可能感と正の関連性を示した。これらの結果から、レジリエンスは困難な状況に陥った時、問題のみに焦点を当てて対処していくだけでなく、情動の調整も図りながら柔軟に対処方略を選択することにより精神的回復を促進すると考えることができる。}, pages = {73--82}, title = {レジリエンスの健康回復機能過程に関する研究 : 個人内要因との関連性}, volume = {1}, year = {2011} }