@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012902, author = {多田, 泰紘 and Tada, Yasuhiro and 岩﨑, 千晶 and Iwasaki, Chiaki and 中澤, 務 and Nakazawa, Tsutomu}, journal = {関西大学高等教育研究}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、学生アスリートに対するライティング学習支援の効果を検証するとともに、学習特性に基づく支援方法を検討することである。具体的には、学生アスリート1年生を対象としたアカデミック・ライティングの正課外講習会とライティングセンターによる個別相談対応を行い、質問紙調査と、ルーブリックによるレポート課題の直接評価を用いてその効果を検証した。その結果、文章作成に関する意識と知識・技術の向上が観察された。次に、学習アプローチや学習動機についての質問紙調査を行い、学生アスリートと一般大学生の学習特性を比較した。その結果、学生アスリートは一般大学生より、特定の学習場面や学習課題への努力や持続性、忍耐を含む学習意欲は高いものの、学習全般への興味が比較的低く、学習の継続性に課題があることが示された。その一因として、高校までの学習経験の違いや競技活動中心の生活があると推察される。最後に、ライティングセンター個別相談の利用方法に対する希望について調査した結果、学生アスリートは競技練習などで訪れるキャンパスより、授業を受けているキャンパスでの相談を希望していた。また、スカイプ等を用いたオンライン相談への心理的抵抗は低かった。このことから、正課外での学習支援の効果はあるものの、授業を受けるキャンパスでの相談体制の充実やオンライン技術を用いた支援がより効果的と考えられる。また、学生アスリートの学習特性を考慮し、同じ経験を共有する上級生をピアサポーターとして配置するなど、彼らの学習に対する不安を払しょくし、学習意欲を向上、継続させることが重要と考えられる。, 本研究は2016年度関西大学教育研究高度化促進費課題研究「アカデミック・ライティング力を育むための教育システム開発とデザイン原則の導出」の一部である。}, pages = {183--189}, title = {学生アスリートに対するライティング学習支援の効果検証 : 学習特性に基づく支援方法の検討}, volume = {10}, year = {2019} }