@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012837, author = {森, 朋子 and Mori, Tomoko and 雨森, 聡}, journal = {関西大学高等教育研究}, month = {Mar}, note = {本研究では、大学教育の超大衆化を背景に、さらに拡大しつつある学生の多様化の現状とその課題を、自然科学系学問分野において明らかにすることを目的としている。対象は個別の授業という〈点〉での学びではなく、1年生のカリキュラムという〈線〉での学びを対象とし,修学の観点から多様化の特徴を明らかにした。研究の手法として,修学過程を捉えるのに適しているエスノグラフィの手法を用いた。A大学物理系学科を対象に、1年間にわたりフィールド調査を行った結果、対象カリキュラムにおいて、1年次の修学プロセスタイプは大きく分けて8通りに区分されることがわかった。その中において、学生の多様化の象徴である、基礎学力不足が要因となる〈落ちこぼれ〉現象がみられるのと同時に、やる気や学力の高さが特徴な〈浮きこぼれ〉現象も生じていることが分かった。本研究ではその要因の解明を試みると同時に、このような現象的研究を、より効果的なカリキュラム開発やそれをサポートするシステム開発につながる基盤研究として位置づけ、その可能性についても触れる。}, pages = {49--58}, title = {物理を専攻する大学1年生の修学過程エスノグラフィ}, volume = {7}, year = {2016} }