@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012834, author = {安藤, 輝次}, journal = {関西大学高等教育研究}, month = {Mar}, note = {大学教育にアクティブラーニングを導入したとしても、内面も能動的に活動していなければ、単なる活動主義に陥って、学力がつかない。この問題意識に基づき、教師による評価課題の提示、学生による評価知見を育み、学生同士にもフィードバックさせながら展開するCarless,D.の学習中心評価モデル(LOA)を念頭に置いて、3回生対象の必修科目の授業を行った。この授業は、秋の教育実習を控えて、教育実習生や学校ボランティアの失敗事例の何が問題でいかに解決すべきかを意思決定のルーブリックを参照しながら、授業前に無料のインターネット掲示板に投稿させ、授業では、その投稿内容を踏まえて小集団で検討して、問題と解決法を練り合って提案し、全体でその妥当性を問うものである。なお、授業中には、小集団での問題や解決策の提案等について、プレゼンテーションをさせたり、実物投影機で全体に示して評価し、次の学びに生かすという指導と評価のシームレスな取り扱いをした。その結果、次のことが明らかになった。第一に、LOA の実践的手立てを本実践に翻案して、事後にアンケート調査をした結果、ほとんどの項目について「本当にそう思う」または「そう思う」という肯定的反応であった。第二に、受講生は、掲示板に対する負担もそれほど大きくなく、予想以上に短時間で投稿しており、事例の難易度も適切と考えていた。また、絵文字による評価については、学生から好意的に受け取られていた。第三に、ルーブリック理解のための具体例やその提示の仕方については、好意的反応が多いものの、なお改善の余地があることが分かった。}, pages = {15--26}, title = {掲示板を活用した学生による評価と学びの連動}, volume = {7}, year = {2016} }