@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012190, author = {中田, 行重 and Nakata, Yukishige}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {PCTの実践には一定の形がないが、Rogers以来の人間観は実践の中に滲み出る。本稿で紹介するHawkins (2005) は被虐待児へのセラピーにおいて、内的世界ではクライエントが症状を支えにして生きていることをそのまま受容して傾聴する。それは症状を消すことを目的にする医療や医療モデルの心理療法とは対立的な立場にある支援である。それがクライエント自身が自分自身を把握し、信じて生きられるようになるという、症状消失を目指すセラピーでは行き着くことのない支援であることをHawkinsは論じている。また、本来、セラピスト条件であった中核条件は、幼い子どもが自分自身は誰で、自分の身を守るための自己保身感覚を身につけるように成長するために、子どもが受け続ける必要のある人間関係であることも彼女は論じている。, 本研究はJSPS科学研究費補助金(科研費)16K04403の助成を受けたものである。, 特集:パーソン・センタード・セラピーの展開}, pages = {85--91}, title = {医療モデルの心理療法にはないPCTの意義 : Hawkinsによる被虐待児に関する論考の紹介}, volume = {10}, year = {2019} }