@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012178, author = {橋場, 優子 and 筒井, 優介 and 狹間, 美佳}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {近年、日本の障害者就労は雇用の増進に向け、大きく変わり始めている。それに伴い、障害者就労支援も様々な福祉的サービスの展開や法制度の確立、改正等が進んでいる。本論は、精神障害者の就労支援の新たな取り組みとして、自身の身体感覚や感情、コミュニケーション等への気づきの促進を目的とし、フォーカシング指向アートセラピー(以降、FOAT)をプログラムに導入した実践を報告するものである。プログラムは月に数回、毎週および隔週で実施した。本論では、就労移行支援事業所を行っている一般社団法人リエンゲージメント(以下、当社)を卒業・退所した利用者のうち11名について報告する。11名の事例から、精神障害者に対してのFOATの有用性を検討した。事例検討から、精神障害者に共通する特徴や傾向が認められた。FOATを取り入れたことで、①感情鈍麻・感覚鈍麻への働きかけに有用、② FOATを通して自身の生きざまの様々な変化を自他ともに感じることができる、③アート作品を振り返ることで利用者自身が自分の状態や変化をとらえることができる、④表現を通して満たされる感覚・カタルシス、⑤コミュニケーションの幅を広げる可能性の5点の有効性があることが考えられた。}, pages = {49--60}, title = {就労移行支援事業所におけるフォーカシング指向アート・プログラムの試み : フォーカシング指向アートセラピーの集団における実践}, volume = {9}, year = {2018} }