@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012176, author = {小野, 真由子}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {PCAGIP法は、心理臨床領域のみならず産業領域など、パーソン・センタード・アプローチを基盤としない領域で働く対人援助職にも広がりつつある(並木・小野,2016)。様々な領域でのPCAGIP法の実践において、最も重要な基盤となっている理念は、クライエントに内在する資源を活かしてよりよい方向への変化を援助する(Rogers, 1951)にあたって“事例ではなく事例提供者を大切にする”ことである(村山・中田,2012)。この“事例提供者を大切に”した事例検討会にするため、PCAGIP法には複数のルールが存在するが、ルール通りに実践すればPCAGIP法で事例提供者が、事例を出してよかったと感じられるような体験が生み出されるとは限らない。つまり、PCAGIP法がうまく行くには、ルール通りに実践するだけではなく、事例提供者の視点からヒントを見出す雰囲気を作り出すための書記やファシリテーターのサポートも大きいと考えられる。今回は、PCAGIP法に参加した参加者の感想に基づき、書記の役割を検討したうえで、筆者のこれまで実践の中で書記を担当する際の具体的な工夫についても言語化し、PCAGIP体験を支える書記の実践例の一つとして紹介したいと思う。最後に今後のPCAGIP法の研究の課題として、情報を可視化することの有効性や書記の在り方に関して述べた。}, pages = {23--28}, title = {PCAGIP法の実践における書記の工夫と今後の課題}, volume = {9}, year = {2018} }