@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012173, author = {中田, 行重 and Nakata, Yukishige and 秋山, 有希 and 大田, 由佳 and 大谷, 絵里 and 中森, 涼太 and 長尾, 海里}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {PCT は元来、精神科の診断学を用いないために、PTSD の治療論としても評価がなされていなかった。それに対し Joseph は Rogers 理論を引用し、PCT が PTSD の理論として現代の PTSD の主流の理論と十分に肩を並べる理論的枠組みを持っていることを主張した。価値の条件によって自己と経験の不一致が露呈しないように構築されていた自己構造が外傷体験によって崩壊し、新たに実現傾向に沿った形で自己構造が作られることを Rogers の理論は示しており、それは PTSD の治療論としても通用する、と Joseph は主張する。更に、その過程が十分に機能する人間により近づく過程であることから、PCTは心的外傷後の成長にまで辿りつく、とも主張する。そのほか、侵入的思考と回避という PTSD の症状や外傷的出来事に対する個人差についても PCT は十分な説明を与えている、と Joseph は主張する。本稿はその Joseph の論文を紹介し、それを概説した上で、それが PCT にとってもつ意義について考察を行った。, 特集:パーソン・センタード・セラピーの展開}, pages = {89--99}, title = {パーソン・センタード・セラピーによるPTSDへの対応と心的外傷後成長についての理論}, volume = {8}, year = {2017} }