@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012171, author = {石倉, 篤 and 中田, 行重 and Nakata, Yukishige}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {言葉の内容のやりとりが難しい自閉症児との遊戯療法に関して、セラピスト(以下Th)自身が主体性を発揮し、主体のなさが問題となっているクライエント(以下 Cl)の鏡像となり、Cl の主体性の確立を促す働きかけが有効であるという指摘(河合,2010b)があるものの、非指示的なパーソンセンタードセラピー(以下 PCT)的遊戯療法は有効でない(田中,2009)と言われており、その実践は難しいと思われる。そこで本研究は言葉の内容のやりとりが難しい自閉症児を一人の主体として捉えるアプローチとして、Thによる情動調律とフォーカシングに着目し、体験過程理論やフォーカシング等を含んだPCT 的遊戯療法に精神分析的な情動調律を取り入れた場合どのような側面が新たに明らかになり、どのようにその実践が発展するのかを検討した。その結果 PCT 的遊戯療法を発展させるには、Th が Cl のことを慮り、Cl の在り様を見ながら Cl から伝わってきたものをフォーカシングして掴んだフェルトセンスを言葉になる前の状態で Cl に伝えることと、意味を見出す前の状態でフォーカシングをし続けることが求められると考えられた。, 特集:パーソン・センタード・セラピーの展開}, pages = {67--77}, title = {セラピストによる情動調律とフォーカシング -言葉の内容のみでは分かり合い難い自閉症児との遊戯療法の文脈で-}, volume = {8}, year = {2017} }