@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012158, author = {石倉, 篤 and 中田, 行重 and Nakata, Yukishige}, journal = {関西大学心理臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {本稿は、スクールカウンセラー(以下SC と略す)が授業で行う心理教育の今日的な課題を検討することを目的とする。その為に、このテーマに関して述べられた、日本心理臨床学会大会発表論文集3か年分の論文を要約した。中でも、自殺予防教育は、時間設定の問題があったり、教員とSC 自身も不安を抱えていたり、死生観に関わることで教育して予防できるのかという疑問があったりする等難しい実践である。また教員が担ってきた教えるという行為をSC が担うこともある。その為、教えることを「教育学」の視点から問い直す必要があると考えられた。そこで、教育学に含まれる教育方法学の知見を用いて、「授業」という概念から見直した。先行研究では、教員が行う授業の様式には、児童生徒が知識を理解し技能を習得する「模倣的様式」と、児童生徒の性格や人格等が質的に変容する「変容的様式」とに分類されている。本稿では、SC が行う実践においても、スキルを教える模倣的様式と、変容的様式があるが、変容的様式に分類される教え方には、教育方法学であまり考慮されていない感情を抱え込み、その感情を受容する点があると指摘した。そして、教員が行う様式を理解するとともに、教員があまり行わない、SC 独自の感情を取り扱う様式を自覚した上で、教員と情報を共有し、対処を工夫し、支えあうことを提起した。}, pages = {57--66}, title = {学校の授業におけるスクールカウンセラーが行う心理教育の今日的課題}, volume = {7}, year = {2016} }