@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012141, author = {中田, 行重 and Nakata, Yukishige and 斧原, 藍 and 大川, 慧 and 岸, あかね and 白崎, 愛里 and 中西, 達也}, journal = {関西大学心理臨床カウンセリングルーム紀要}, month = {Mar}, note = {本稿はBozarth(1997)を要訳し、古典的クライエントセンタード・セラピーの立場がRogers (C. R)の共感的理解をどのように捉えているかを考察する。彼は治療的変化の要因は無条件の肯定的配慮であり、それを伝える手段が共感であるという意味でこの二つの条件は実質的に同じ経験であると考える。そしてリフレクションが共感であると誤解されているが、共感は気持ちの持ち方(attitude)であることを強調する。Bozarth のこの論文の固有の意義のーつとして、共感的応答ではなく、共感から起こってくる反応 (Empathic Reactions) を概念化し、Rogersがpresenceという概念など新たな関係性の視野を開くまでの思索をの流れを描き出していることが挙げられる。また、古典的クライエントセンタード・セラピーという立場はRogersの考えに忠実に実践すると自他共に考えているが、Bozarth はRogersの言うas-ifは自己一致との関係でas-isである、と言っており、この点は彼の固有の理論的展開かもしれない。課題として共感が彼の言うよ うに内的体験であるならば、そのためにどのような努力をすべきかを検討しなければならない。}, pages = {37--44}, title = {古典的クライエントセンタード・セラピーの考える共感的理解~Bozarthの論文(1997)の要訳と考察~}, volume = {4}, year = {2013} }